高品質な天然水を生み出す優れた自然環境

奥出雲町は、総面積の約9割が林野という自然豊かな山里です。この地域は雨が多く、山に降った雨は土壌豊かな土に受け止められて地中にしみ込み、清らかな天然水へと育まれていきます。
奥出雲は、「東の魚沼、西の仁多」と言われるブランド米「仁多米」(にたまい)の産地としても有名です。
お米500~600kgを作るため、田起しから収穫するまでには、150tもの水を必要とすると言われます。たくさんの水を必要とするお米だからこそ、水は命。奥出雲町は豊富な森林に覆われ、雪解けの花崗岩から湧き出るミネラルたっぷりの岩清水が、仁多米を育んでいます。

自然豊かな奥出雲生まれの仁多水は、花崗岩という地層から出ています。花崗岩などの地層を通ることで、不純物が濾過される働きがあります。
天然のろ過装置を通過した仁多水は、まろやかで美味しい、高品質な天然水となります。

豪雪地ゆえの豊かな水

奥出雲は中国山地に位置している、大変な豪雪地帯です。
雪は、春になると雪解け水となりますが、雪解け水は生物にとても良い効果があると言われています。

『最後は「免疫力」があなたを救う!』(扶桑社/堀泰曲・安保徹 著)の本では、『若返りという点では、雪解け水もすぐれているようです。また、雪解け水を使うと植物の成長が早くなり、農作物の収穫が増えるといわれています。(中略)奥出雲は雪が深く、田が砂鉄の採堀跡の段々畑なので普通の米より鉄やクロムなどのミネラルが多いと考えられます。』と、雪解け水が持つ力に加え、奥出雲の土地の素晴らしさについても触れられています。

環境王国 奥出雲!

奥出雲町は、全国で13市町村しか認定されていない「環境王国」に認定されています。
環境王国とは、そこ住む地域住民の方々が築きあげた優れた自然環境と農業のバランスが保たれ、安心できる農産物の生産に適した環境の地域のこと。35にも及ぶ査定基準をクリアした地域だけが「環境王国」と認定される、厳しいものです。
奥出雲の素晴らしい自然は、奥出雲に住む方々の、自然と調和し生かし合おうという思いによって守られてきたのです。